宝石の豆知識 [ ジュエリーのお手入れ ]

硬いと思われる宝石も実は以外にデリケートで種類によってさまざまな弱点を持っています。
長くお付き合いしたい大切な宝石だからこそ、Weak Pointを知り、ケア術を学びましょう。

たとえばこんなことにご注意を!
衝撃
みにつけている時に硬い金属とぶつかる、しまう時に他の宝石とぶつかる、落とす。
汗・脂じみ・ほこり
夏のネックレス、毎日身につけている指輪。いつのまにか汚れてしまいます。
化粧品・スプレー・香水
油になじみやすく、酸性に弱いジュエリーがあります。

宝石の美しさを守るためには、それぞれのウィークポイントを知った上での取扱いや、それに適した手入れを行うことが大切です。

宝石・貴金属のウィークポイント一覧表

キズが付きやすい宝石 オパール
エメラルド
トルコ石
こはく
真珠
べっ甲
さんご
エメラルドは硬度は高いものの粘り強さに欠けるので意外とキズ付きやすいのです。
その他の宝石は硬度が7以上と低いので、宝石箱の中では、ほかの宝石とぶつからないようにしまいましょう。
破損しやすい宝石 エメラルド
ムーンストーン
トパーズ
ペリドット
タンザナイト
これらの宝石の中には一定の方向に力を与えるとスパッと割れてしまう性質を持ったものがあります。
何かにぶつけたり落としたりしただけで破損してしまうこともあるので要注意。
水に弱い宝石 トルコ石
オパール
真珠
象牙
トルコ石やオパールは水が水に染み込み変色してしまう性質を持っています。(多孔質といいます)
水仕事の時は必ずはずして。
真珠は水道水の塩素を嫌うので洗った後は水気をしっかり拭き取りましょう。
火や熱に弱い宝石 すべての宝石
特にトルコ石、オパール
ほとんどの宝石が温度の変化によって内部にひび割れを生じます。
お料理の際ははずしておきましょう。
乾燥に弱い宝石 トルコ石
オパール
多孔質の石は乾燥すると内部の水分が蒸発し、そこから亀裂を発する場合があります。
化粧品、薬品類、果汁に
注意したい宝石
ラピスラズリ
トルコ石
マラカイト
アマゾナイト
香水、マニキュア、除光液、ヘアスプレーなどの化粧品、漂白剤、クリーナーなどの薬品類、レモンなど酸性の液体などに要注意。
光線に弱い宝石 アメシスト
トルコ石
シトリン
クンツアイト
通常身につけている時は問題ありませんが、強い太陽光線、スポットライトに長時間さらされると乾燥し褪色してしまうことがあります。
汚れが付きやすい宝石 ダイアモンド
トルマリン
トルコ石
オパール
ラピスラズリなど
表面が汚れやすいダイアモンドやトルマリンは洗浄することにより輝きを取り戻せます。
その他の多孔質の石は、内部に汚れが染み込むと洗浄不可能。
はずしたらすぐに乾いた柔らかい布で汚れを拭き取りましょう。
虫が付きやすい宝石 べっ甲
象牙
鉱物ではないこれらの宝石は虫に弱いので保管する所には虫除けを一緒に。

パール 真珠は手入れが不可欠な唯一の宝石です。それはその成分、構造に起因します。
主成分である淡水カルシウムは酸性の水に溶ける性質があります。
たとえば表面の結晶が酸で溶けて変形すると、たちまち光の散乱現象が起きて真珠はくもったようになります。
汗やアブラも酸性を帯びているので長時間付着すると結晶が溶け出します。
この理由から真珠の表面の変形を防ぐには、汗やアブラがついたらよく拭取ることが大事です。
少なくとも使用後は、よく拭いてしまうことが真珠の光沢鈍化を防ぐ最良の手入れです。拭取りの布は吸水性と吸油性の高いやわらかな布が望ましいです。
万一くもってしまった場合は真珠の表面の変形した結晶を取除くことで光沢は回復します。
結晶の間にはたんぱく質があるので、そこを剥けば下の新しい結晶がでてきます。(ただし、必ず回復できる保証はありません)
長時間の保管で注意することは特に二つのことに注意しなければなりません。
一つは光り、特に紫外線に長時間あたらないようにすることです。たんぱく質がやけて黄ばみがでます。
もう一つは極端な乾燥や湿潤状態に置かないことです。
真珠層にひびが入ったりする場合があります。
エメラルド エメラルドは硬度7.5~8.0と比較的硬い方ですが、石の性質上ある方向に力が加わるとスパッと割れてしまうので衝撃には要注意。
水をはった洗面器の中でブラシを使って丁寧に汚れを落とし十分にすすいで水分をしっかりとりましょう。
超音波洗浄器は厳禁。割れてしまう恐れがあります。
オパール オパールは硬度も低く傷がつきやすいのです。水分を含む石であり(多孔質)、熱・乾燥に弱い。
水をはった洗面器の中でブラシを使って丁寧に汚れを落とし十分にすすいで水分をしっかりとりましょう。超音波洗浄器は厳禁。割れてしまう恐れがあります。
トパーズ 硬度は8と硬い方ですが、エメラルドと同じ性質を持っていますので衝撃を与えないように。
中性洗剤を薄めたぬるま湯でブラシを使って丁寧に汚れを落とし十分にすすいで水分をしっかりとりましょう。超音波洗浄器は厳禁。割れてしまう恐れがあります。
トルコ石 多孔質のトルコ石は水分に弱く、乾燥・熱・油・汗にも弱い。紫外線も強敵。
ソースや果汁などの水分が付くと吸い込んでシミになってしまいますから要注意。
普段は使用後に柔らかい布でから拭きをしましょう。
超音波洗浄器は厳禁。割れてしまう恐れがあります。
ラピスラズリ ラピスラズリは柔らかく、水・乾燥・熱・油・汗に弱い。紫外線も強敵。
普段は使用後に柔らかい布でから拭きをしましょう。
超音波洗浄器は厳禁。割れてしまう恐れがあります。
貴金属の手入れ等

■お互いの貴金属でキズがつかないように、保管は一つ一つ布でくるむか、小分けにして直接硬い物に接触しないようにします。
■汗、化粧品、ほこりなど貴金属が汚れる原因は多種多様なので、身に付けた後は、柔らかな布やセーム革で、からぶきすることです。ぬるま湯で薄めた中性洗剤につければ汚れはかなり落ちます。その後は、かならず真水でよくすすいでから、柔らかな布で水分を拭取り、十分に乾燥(加熱は避ける)させることが大切です。なお、洗浄液はその都度、新しいものに取り替えてください。
■入浴や温泉に対しては純粋のゴールドやプラチナは反応しなくても、合金の場合は、他の含まれている金属が反応して変色する場合があります。
■水銀はゴールドや銀の大敵です。K18でも水銀と反応すると黒ずんできます。